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日本酒と料理

おいしい酒と手料理を囲み
仲間と過ごす楽しいひととき

NTT労働組合 東日本本部 藤田 一樹さん

「手取川」との出会いが変えた日本酒観

「いつも飲みながら料理します。しらふではやりませんね」と笑いながら、手際よくフライパンを振るのは、日本酒をこよなく愛する藤田一樹さん。「今日は飲むぞ」と決めた休日には、酒に合うつまみを作って晩酌を楽しむ。「酒ありきで料理はにわか」と謙遜するが、取材当日も、牛すじの煮込みやベーコンの燻製など、手の込んだ料理を前日に作って持参してくれた。

藤田さんが日本酒の魅力に目覚めたのは30代前半の頃。職場の後輩と出かけた旅先で飲んだ「手取川(てどりかわ)」という銘柄が、それまで藤田さんが抱いていた日本酒のイメージを180度変えた。

「日本酒といえば、赤提灯のお店で飲んで悪酔いするイメージでした。でも、初めて『おいしい』と思える日本酒に出会ったことで、日本酒に対する概念が変わりました」

それ以来、日本酒をたくさん置いている酒屋さんを何店舗か見つけて情報収集し、さまざまな銘柄を飲み比べるようになった。

「飲まない日はないくらい。年間100本くらいは空けているかもしれません」

探究心旺盛で、一時期、野菜をつまみに日本酒を飲むことにハマった際は「野菜ソムリエ」の資格を取得。さらに、「唎酒師(ききさけし)」の資格取得を目指して勉強していたこともある。

「日本酒の一番の魅力は、どんな料理にも合うところです。日本酒には『薫酒(くんしゅ)』『熟酒(じゅくしゅ)』『爽酒(そうしゅ)』『醇酒(じゅんしゅ)』という香りと味で分けた4つの分類があります。そんなことも意識しながら、日本酒と料理の組み合わせを考えたりします」

手際よくアスパラ・ベーコン炒めを作る藤田さん。

コロナ禍をきっかけに始まったつまみ作り

そんな藤田さんが、家でよくつまみを作るようになったのは、コロナ禍で外出がままならなくなった時期。

「毎日のように家飲みをしていたら、つまみにこだわるようになって、どうせならお酒に合う料理を自分で作っちゃおうと思って」

つまみを作って晩酌していることを分会の先輩に話したところ、コロナ禍で活動がストップし、ネタに困っていた分会の機関紙に掲載する企画を担当することに。「家飲みが楽しくなる!日本酒とレシピのご紹介」というコーナーを1年間、10回以上にわたり連載した。毎回異なる日本酒とそれに合うつまみを紹介する内容は、組織内で評判になった。

「途中でネタが尽きてしまい、料理を考えて記事を作るのが大変でしたが、いろいろな人が記事を見て声をかけてくれて、面白かったです」

この連載がきっかけで、飲みに行っても、つまみを食べるだけでなく作る視点で見るようになった。気に入ったつまみがあれば、店の人に作り方を聞いて再現することもある。また、「藤田さん=日本酒好き」ということがすっかり知れわたり、出張する先々で、おいしい日本酒の店を紹介されることも多いという。

「日本酒好きはうんちく好きが多いので、一緒に飲むと、蔵元や醸造方法の話をしたり、飲んだラベルを見せ合ったりしてとても盛り上がります」

友人を自宅に呼んで手料理を振る舞うことも多い。

「父もよく人を招いてもてなしていたので、その背中を見て育った影響もあると思います」

日本酒とつまみへのこだわりは、人とのつながりにも良い影響をもたらしている様子。将来は、「可能性は50:50」と断りつつ、「野菜ソムリエと唎酒師の資格を活かした日本酒専門店を開いてみたい」と夢を語ってくれた。

「手間暇かけるよりも、手っ取り早く作れる料理のほうが、早く飲めるので好きです」

【思い入れのある日本酒4選】

六根(ろっこん) 純米吟醸 タイガーアイ(青森県)

六根は地元の人気銘柄。青森の分会長から教えてもらった「タイガーアイ」は、今一番ハマっている日本酒。華やかな香りで、旨味と酸味が両立したおいしさ。

伯楽星(はくらくせい) 純米吟醸(宮城県)

東北のメンバーが紹介してくれた銘柄の一つ。オーソドックスで飲みやすく、食中酒に最適。

手取川(てどりがわ) 純米吟醸 生原酒 シャキッと辛口(石川県)

日本酒を好きになるきっかけになった銘柄。毎年正月には原点に返って飲むようにしている。すっきりとした辛口で、いろいろな料理に合わせやすい。

一歩己(いぶき) 純米原酒(福島県)

一時期通っていた純米酒の専門店で仲良くなった店員さんが独立した際に勧められた一品。甘口で香りがよく、さっぱりした料理が合う。

【手づくり料理3品】

アスパラベーコン

さっと炒めて胡椒を振るだけで手軽にできる一品。自家製の燻製ベーコンを使用。

〈材料〉:2人前

燻製ベーコン 約100g

アスパラ 3〜4本

ブラックペッパー 適量

バター 10g

〈作り方〉

1. 食べやすい大きさに具材を切る。

2. バターをひいたフライパンで炒める。

3. 仕上げにブラックペッパーをかける。

いぶりがっことクリームチーズのポテトサラダ

自家製の燻製ベーコンとクリームチーズが入っている。いぶりがっこの食感がアクセントに。

〈材料〉:2人前

じゃがいも 中2個(300g)

クリームチーズ 100g

いぶりがっこ 40g

燻製ベーコン 100g

★塩 小さじ1/2

★酢 小さじ1

★オリーブ油 小さじ1

マヨネーズ 大さじ3

〈作り方〉

1.じゃがいもは皮を洗いキッチンペーパーに包んでからラップで包み、電子レンジ強(500w)で5分ほど加熱する。

2.いぶりがっこは薄くいちょう切りにする。

3.燻製ベーコンは短冊切りにし、炒める。

4.じゃがいもの皮をむき、ボウルに入れて粗くつぶし、★をからめる。

5.クリームチーズ、マヨネーズを加えて混ぜ、いぶりがっこ、炒めた燻製ベーコンを加えて和える。

牛すじ煮込み

牛すじは下茹でして余分な油を落とし、臭みを抜くのがポイント。

〈材料〉:2人前

牛すじ肉 250g

こんにゃく 100g

大根 1/4本

人参 1本

長ネギ青い部分 1/4本

おろししょうが 小さじ1

水 具材が浸かるくらい

★砂糖 大さじ2

★しょうゆ 大さじ2

★味噌 大さじ2

★酒 大さじ1

★みりん 大さじ1

★ほんだし 小さじ1と1/2
刻みねぎ 適量

〈作り方〉

1.牛すじ肉は熱湯で5分ほど茹でてアクを取り、水洗いして一口大に切る。

2.こんにゃくは両面に切り込みを入れ、一口大に切り熱湯で下茹でする。

3.大根、人参をいちょう切りにする。長ネギは食べやすい大きさに切る。

4.牛すじ、大根、人参、長ネギと具材が浸るくらいの水を入れ、おろししょうがを加える。蓋をし強火で加熱し、沸騰したら弱火にして1時間加熱する。

5.こんにゃくと★を入れ、弱火でさらに1時間煮汁がなくなるまで加熱する。

6.器に盛り、刻みねぎをトッピングする。

(2025年7月掲載)

 
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