オーディエンスも巻き込み
みんなで楽しめるライブを披露

都内のライブハウスで約70人の観客を前に初ライブを開催し、大いに盛り上がった

ジャーニーやボン・ジョヴィなど、１９７０〜80年代にヒットした洋楽ロックを演奏するのは、ＮＴＴグループや関連の職場で働くメンバーを中心に結成されたバンド「ＭＡＴＲＫＳ（マトリクス）」。この日はバンドの初ライブだったが、経験豊富なメンバーたちによるノリのいい演奏とＭＣで、満員の会場を盛り上げた。

バンド結成のきっかけをつくったのは、ベースを担当する菊地真樹さん。転勤先から東京に戻ってきたのを機に、かつてのバンド仲間に声を掛けたところ、井上輝之さん（ギター担当）と熊坂健二さん（ボーカル担当）を紹介された。2人は一緒にバンドを組んでいたが、活動休止状態にあったことから、新バンド結成と相成った。

菊地さんは30代後半にバンド活動を再開。転勤が多く、その先々でメンバーを募り活動してきた。「共通の趣味を通じて、全国に知り合いができるのが楽しい」と話す。

井上さんは社会人になって本格的にバンド活動を始めた。「日頃のストレスを発散できるのが魅力。演奏などで失敗したら、次は改善する、その積み重ねが楽しいです」。

熊坂さんのバンド活動は、井上さんと知り合った40代半ばから。組合活動で鍛えられた"人前で話す力"を活かしてＭＣをこなす。「皆で練習を重ねて、一つの演奏が出来上がった時の快感は、他では得られません」。

これからもレパートリーを増やしながら、オーディエンスを楽しませることを第一に、ライブ活動を続けていく予定だ。